デジタル大辞泉 「積る」の意味・読み・例文・類語
つも・る【積(も)る】
1 物が次々に重なって高くなる。一面に多くたまる。「雪が―・る」「ほこりが―・る」
2 物事が少しずつたまって多くなる。次々と加わってふえる。「不平が―・る」「―・る思い」「―・る話」
3 時や日が重なる。時間が経過する。「日数が―・る」
4 あらかじめ計算をして見当をつける。値段・数量などを概算する。見積もる。「工事費を―・ってみる」「安く―・っても一万円をくだらない品」
5 推測する。おしはかる。「人の心を―・る」
6 酒宴で、この酌で終わりにする。おつもりにする。
「盃の手もとへよるの雪の酒―・る―・ると言ひながら飲む」〈徳和歌後万載集・四〉
7 見抜いてだます。見くびってばかにする。
「さりとは憎いと言はうか、―・られたと申さうか」〈浮・万金丹・三〉
[類語]重なる・降る・盛る・積む・重ねる・積み重ねる・積み上げる・折り重なる・降り積もる・山積み・