精選版 日本国語大辞典 「持地菩薩」の意味・読み・例文・類語 じじ‐ぼさつヂヂ‥【持地菩薩】 密教で、胎蔵界曼荼羅の地蔵院九尊のうち、東方から第七位におかれる菩薩。功徳、智慧すぐれ、大慈大悲をもって一切衆生を救済すること、大地のすべてをその上に持するが如くであるというところからの名称。彌勒菩薩(みろくぼさつ)の異名ともいい、観音とも地蔵ともいう。[初出の実例]「御階(みはし)の有様、かの持地の構へ給へりけん金・銀・水精の三つの階(はし)に劣らず見えたり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)鳥の舞)[その他の文献]〔法華経‐普門品〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例