捨置く(読み)ステオク

デジタル大辞泉 「捨置く」の意味・読み・例文・類語

すて‐お・く【捨(て)置く】

[動カ五(四)]そのままにしておく。かまわないで放っておく。放置する。「進言を―・くわけにはいかない」
[類語]ほったらかしそっちのけうっちゃらかすうっちゃる打ち捨てる閑却放置野放し放任差し置く置き去り放擲ほっとく遣りっぱなしほったらかすほっぽらかす握りつぶす取り残す置いてきぼり置いてけぼり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「捨置く」の意味・読み・例文・類語

すて‐お・く【捨置】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙 捨てておく。ほうっておく。そのままにして顧みないでいる。放置する。
    1. [初出の実例]「如何(いか)そ就(ゆ)く当(へき)国を棄置(ステヲキ)、敢へて此の処を窺窬(うかか)ふやとのたまひて」(出典日本書紀(720)神代上(兼方本訓))
    2. 「我が死たるを野に棄置たれば」(出典:今昔物語集(1120頃か)一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android