打っ遣らかす(読み)ウッチャラカス

デジタル大辞泉 「打っ遣らかす」の意味・読み・例文・類語

うっちゃら‐か・す【打っ遣らかす】

[動サ五(四)]物事を打ち捨てたままにしておく。ほったらかす。「勉強を―・して遊んでいる」
[類語]ほったらかしそっちのけうっちゃる打ち捨てる閑却放置野放し放任捨て置く差し置く置き去り放擲ほっとく遣りっぱなしほったらかすほっぽらかす握りつぶす取り残す置いてきぼり置いてけぼり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 他動詞 実例 チャ

精選版 日本国語大辞典 「打っ遣らかす」の意味・読み・例文・類語

うっちゃら‐か・す【打遣かす】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 ( 「かす」は接尾語 ) かまわないでほうっておく。ほったらかす。
    1. [初出の実例]「何もうっちゃらかして行なさい」(出典:人情本・春秋二季種(1844‐61頃)二)
    2. 「随分無責任ぢゃないか。三時間も打っ捨(チャ)らかしとくなんて」(出典:海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android