捨身の行(読み)シャシンノギョウ

デジタル大辞泉 「捨身の行」の意味・読み・例文・類語

しゃしん‐の‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【捨身の行】

報恩得果のため、身体犠牲にして仏道を求める修行

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「捨身の行」の意味・読み・例文・類語

しゃしん【捨身】 の 行(ぎょう)

  1. 仏語身命を捨てて仏道を求める修行。
    1. [初出の実例]「捨身の行になじかは御身ををしませ給ふべき」(出典:平家物語(13C前)灌頂)
  2. わが身を傷つけて米銭喜捨を乞うて歩くこと。
    1. [初出の実例]「捨身(シャシン)の行(ギャウ)腕香など焼て、〈略〉銭をむさぼらば、せめては後世の助共成べし」(出典浮世草子傾城禁短気(1711)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android