揉瓜(読み)もみうり

精選版 日本国語大辞典 「揉瓜」の意味・読み・例文・類語

もみ‐うり【揉瓜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 瓜を薄く刻み、塩で揉んで三杯酢をかけた食物。うりもみ。もみふり。《 季語・夏 》 〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「素麪揉瓜(モミウリ)ますを祭はありがたき物とばかりたのしむ事の外なし」(出典浮世草子西鶴織留(1694)六)
  3. 植物しろうり(白瓜)」の異名
    1. [初出の実例]「齅茶是鼻苑、揉瓜(モミウリ)彼鬚田」(出典:狂歌・雅筵酔狂集(1731)夏)

もみ‐ふり【揉瓜】

  1. 〘 名詞 〙もみうり(揉瓜)易林本節用集(1597)〕
    1. [初出の実例]「俎板に白瓜、菜刀取って〈略〉てきてきしゃんともみふりに」(出典:浄瑠璃・卯月の潤色(1707頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「揉瓜」の解説

揉瓜 (モミウリ)

植物。ウリ科のつる性一年草,園芸植物シロウリ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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