提灯屋(読み)チョウチンヤ

デジタル大辞泉 「提灯屋」の意味・読み・例文・類語

ちょうちん‐や〔チヤウチン‐〕【灯屋】

提灯を作り、売る店。また、それを職業とする人。
(提灯を作る人が提灯に字を書くときにするように)一度書いた字の上を、さらになぞり書きをして字形を整えること。また、その書き手。

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精選版 日本国語大辞典 「提灯屋」の意味・読み・例文・類語

ちょうちん‐やチャウチン‥【提灯屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 提灯を製造し、売る店。また、それを業とする人。
    1. [初出の実例]「傘并挑燈屋 四条からす丸東へ入町 喜武」(出典:京羽二重(1685)六)
  3. ( が提灯に文字を書く時にするところから ) 一度書いた文字の上に幾度もなぞり書きして字の形をととのえること。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「提灯屋」の意味・わかりやすい解説

提灯屋
ちょうちんや

提灯を生産または一般に販売する店。17世紀に、提灯の生産・販売をする職人は専業化した。材料の竹籤(ひご)の骨は籤屋、上下の木の輪は口輪屋、紙は紙屋といった職人や商人から入手して生産した。18世紀後半に卸売りの提灯問屋ができた。その問屋商人統制を受けて職人の作業は分業となった。さらに20世紀には生産分業となり、骨・絵紙・張輪などは問屋から受け取り、糸と糊(のり)は自前で、骨に紙を張る張屋(はりや)と仕上げが仕事となった。

遠藤元男


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デジタル大辞泉プラス 「提灯屋」の解説

提灯屋

古典落語演目ひとつ。上方種。

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