摘芽(読み)テキガ

デジタル大辞泉 「摘芽」の意味・読み・例文・類語

てき‐が【摘芽】

[名](スル)果樹果菜などのむだな芽をつみとって、特定部分の生育を調節すること。
[類語]摘心摘果

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精選版 日本国語大辞典 「摘芽」の意味・読み・例文・類語

てき‐が【摘芽】

  1. 〘 名詞 〙めかき(芽掻)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「摘芽」の意味・わかりやすい解説

摘芽
てきが
cluster thinning

植物体の過剰な芽を除去して残りの部分に多くの養分を与え,生長を盛んにしたり,花芽分化をはかる剪定 (せんてい) の一種。果樹の場合は発育枝や徒長枝多発を防ぎ,結果枝上の花芽の発育を促進させる。トマトの場合は摘芽によって1本立または2本立とし,花軸の伸びを助けて結果を早める。じゃがいもの摘芽は新芽徒長を押えて,塊茎に養分が移るのを促す。

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世界大百科事典(旧版)内の摘芽の言及

【摘心】より

…一方,メロンやシロウリなどのように親づる(主茎)上にほとんど雌花がつかないか,ついても結実しにくい種類では,親づるや子づるを摘心し,子づるまたは孫づる上の適当な位置の雌花を結実させる。また果菜類では摘心とともに,側枝をごく小さなうちに除去する作業(摘芽または芽かきという)を行う場合がある。摘心と摘芽を行うと,新しい葉や茎が形成されず,残された部分の葉は大きく厚く,色も濃くなって,開花,結実も良好になる。…

※「摘芽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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