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擲弾銃 てきだんじゅう

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百科事典マイペディアの解説

擲弾銃【てきだんじゅう】

手榴(てりゅう)弾などを擲射する迫撃砲を小型にしたような,簡単な構造の歩兵用火器。射程数百m。第1次大戦中に現れ,第2次大戦では成形炸薬(さくやく)弾を用いて歩兵の対戦車近接攻撃にも使われた。

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世界大百科事典 第2版の解説

てきだんじゅう【擲弾銃 grenade launcher】

擲弾発射機ともいう。爆薬または催涙ガスなどの化学剤を充塡した擲弾を,比較的近距離(数百m)の人員,資材等に発射する口径数cmの火器。第1次大戦中に出現した。兵士が肩付けで小銃のように発射する型のもの,擲弾発射用銃身を小銃に取りつける型のもの,連発式のものなど多くの種類がある。【角園 睦美】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

擲弾銃
てきだんじゅう
grenade launcher

擲弾発射機ともいう。第一次世界大戦中、手榴弾(しゅりゅうだん)または発煙、催涙ガス剤などを充填(じゅうてん)した擲弾を人力手投げより遠方に投擲する手段として出現した。当初は小銃の銃口部に専用の発射機を取り付けたものであったが、ベトナム戦争中にアメリカ陸軍が開発した40ミリM79グレネードランチャーは、軽量小型の中折れ式単発銃で、使用する榴弾は、アルミの外殻の中に数フィートの鋸歯(きょし)状に切り込みの入ったワイヤーを巻き込んだ球があり、内部に炸薬(さくやく)が詰められている。弾頭は着地すると地表からバウンドして約1.5メートルの高さで炸裂する。ワイヤーの球体は約300個の破片となって高速飛散し、10メートル範囲の人員を殺傷する。最大射程は400メートル。暴徒鎮圧用の催涙ガス銃も一種の擲弾銃である。[小橋良夫]

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