擽る(読み)コソグル

デジタル大辞泉 「擽る」の意味・読み・例文・類語

こそぐ・る【×擽る】

[動ラ五(四)]くすぐる」に同じ。
牡丹ぼたんのつぼみが―・るほどの蝶の羽風にさえほころびるように」〈中勘助銀の匙

くすぐ・る【×擽る】

[動ラ五(四)]
皮膚の敏感な部分を軽く刺激し、むずむずして笑いたくなるような感じを起こさせる。「わきの下を―・る」
人の心を軽く刺激し、そわそわさせたり、いい気持ちにさせたりする。「母性本能を―・る」「虚栄心を―・る」
演芸文章会話などで、人をことさらに笑わせようとして、こっけいなことを言ったり、演じたりする。「しもがかったねたで観客を―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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