改進新聞(読み)かいしんしんぶん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「改進新聞」の意味・わかりやすい解説

改進新聞
かいしんしんぶん

改進党系の小 (こ) 新聞。 1878年1月『有喜世新聞』の名で創刊され,政府の発行停止処分のため 83年『開花新聞』として新発足,84年8月から『改進新聞』と改題した。『郵便報知新聞』と姉妹関係にあった。 88年にはフランス人画家ビゴーを入社させ,時事風刺漫画で人気を博したが,次第に衰え,94年また『開花新聞』と改題し,まもなく廃刊

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デジタル大辞泉プラス 「改進新聞」の解説

改進新聞

明治時代日本の新聞。1883年創刊の「開花新聞」を改題して1884年に創刊。改進党の機関紙で、同じく改進党系の「郵便報知新聞」とは密接な関係にあった。フランス人画家、ビゴーによる風刺漫画などに人気があり、須藤南翠政治小説を連載した。1894年終刊。

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