斜里岳道立自然公園(読み)しやりだけどうりつしぜんこうえん

日本歴史地名大系 「斜里岳道立自然公園」の解説

斜里岳道立自然公園
しやりだけどうりつしぜんこうえん

網走支庁管内東部、斜里郡斜里町・清里きよさと町、その東の根室支庁管内標津しべつ標津町にまたがる斜里岳を中心とする道立自然公園。昭和五五年(一九八〇)一一月一三日標高約七〇〇メートルから上部、面積二九・七九平方キロが指定された。斜里岳は千島火山帯に属する変化に富んだ山容孤峰であるが、山頂部は斜里岳(一五四四・八メートル)南斜里みなみしやり(一四四二・一メートル)西にし(一二五六メートル)の三つのピークからなる。山腹は麓からエゾマツトドマツシナノキイタヤなどの針葉樹・広葉樹混交林、ダケカンバ林と林相を変え、山頂はハイマツに覆われて、その中に高山植物お花畑が点在している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「斜里岳道立自然公園」の意味・わかりやすい解説

斜里岳道立自然公園
しゃりだけどうりつしぜんこうえん

北海道北東部,斜里岳を中心とする自然公園。斜里,清里,標津の3町にまたがる。面積 29.79km2。 1980年指定。標高 700m以上の自然が保護の対象。特に爆裂火口をもつ浸食の進んだ円錐 (コニーデ) 形の火山景観,メアカンキンバイ,レブンサイコ,チシマギキョウなど七十余種の高山植物,ハイマツ,ダケカンバ,針広混交林などが保護されている。

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