新パナマ運河条約(読み)しんぱなまうんがじょうやく

山川 世界史小辞典 改訂新版 「新パナマ運河条約」の解説

新パナマ運河条約(しんパナマうんがじょうやく)
Panama Canal Treaties

アメリカが1977年にパナマと結んだパナマ運河返還に関する二つ条約過去カリブ海政策遺産精算をめざし,一つは99年末までの運河の返還を認め,もう一つは運河地帯中立を規定した。国内には有力な返還反対論があり,上院はきわどい票数で2条約に同意を与えた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新パナマ運河条約」の意味・わかりやすい解説

新パナマ運河条約
しんパナマうんがじょうやく

パナマ運河条約」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の新パナマ運河条約の言及

【パナマ運河】より

…パナマとの〈相互理解と協力〉条約(1955)の締結もその試みの一環であり,193万ドルの年賦金増額と引換えにパナマ運河地帯とパナマは合衆国の軍事体制に,より強固に組み込まれることになる。しかしパナマ国民の合衆国に対する反発は56年のスエズ運河国有化を契機に強まり,64年新パナマ運河条約の締結のための交渉が開始されることになった。その結果,77年9月に新パナマ運河条約が調印された(1979年10月1日発効)。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」