ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カリブ海政策」の意味・わかりやすい解説
カリブ海政策
カリブかいせいさく
Caribbean Policy
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
カリブ海を「アメリカの湖」とみなし、同地域一帯の勢力圏化を目ざしたアメリカ合衆国の政策。カリブ海地域に対するアメリカの経済的、戦略的関心は、19世紀末のラテンアメリカ市場および太平洋、極東方面への進出とともに強まっていたが、とくにアメリカ・スペイン戦争(1898)後プエルト・リコを領有し、キューバを保護国化し、パナマ運河建設に着手するに及んで、カリブ海地域支配はアメリカ対外政策のかなめとなった。ドミニカ問題をめぐって宣言されたルーズベルト・コロラリー(1904)、タフト政府(1909~13)のドル外交によるニカラグアとハイチの保護国化などは、カリブ海政策確立の一里塚であった。しかし、その後もウィルソン(在任1913~21)からフーバー(在任1929~33)に至る歴代政府は、共和党たると民主党たるとを問わず、カリブ海地域諸国とメキシコに対して干渉を繰り返し、ラテンアメリカ諸国から「北方の巨人」「ヤンキー帝国主義」と非難された。
[高橋 章]
地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
7/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
6/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
5/20 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫を追加
5/14 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新