日本冶金工業(読み)にっぽんやきんこうぎょう

百科事典マイペディア 「日本冶金工業」の意味・わかりやすい解説

日本冶金工業[株]【にっぽんやきんこうぎょう】

森コンツェルン系。ステンレス専業3社の一つ。1925年消火器の製造・販売を目的に,中央理化工業として設立。火薬火工品技術を買われ,事業内容を転換。1928年に日本火工に改称。その後,森矗昶が社長に就任し,軽合金製造に進出。1942年火薬部門を分離し,現社名に改称。ニッケル精錬からの一貫生産を貫徹。ステンレス厨房の〈ナスステンレス〉が有名。本社東京,工場川崎,大江山。金沢工場は1999年10月に閉鎖。2003年8月,日本政策投資銀行とみずほフィナンシャルグループの支援を受けて抜本的再建着手。2011年資本金243億円,2011年3月期売上高1387億円。売上構成(%)は,ステンレス鋼板及びその加工品100。海外売上比率29%。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本冶金工業」の意味・わかりやすい解説

日本冶金工業
にっぽんやきんこうぎょう

ステンレス専業メーカー。国内大手3社中の1社。 1925年中央理化工業 (消火器製造販売業) として設立。 42年現社名に変更。 36年に軽合金・特殊鋼を発売以来,ニッケル鉱石採掘およびフェロニッケル製錬部門の充実に努め,一貫生産体制を築いた。加工部門も強い。売上構成比は,ステンレス鋼板 83%,ステンレス鋳鍛製品2%,その他 15%。年間売上高 1376億 8700万円 (連結。うち輸出 21%) ,資本金 209億 4500万円,従業員数 1176名 (1999)

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本冶金工業」の解説

日本冶金工業

正式社名「日本冶金工業株式会社」。英文社名「Nippon Yakin Kogyo Co., Ltd.」。鉄鋼業。大正14年(1925)「中央理化工業株式会社」設立。昭和3年(1928)「日本火工株式会社」に改称。同17年(1942)現在の社名に変更。本社は東京都中央区京橋。ステンレス製造会社。鋼板および加工品を手がける。ニッケル精錬からの一貫生産。東京証券取引所第1部上場。証券コード5480。

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