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日秀妙光 にっしゅう・みょうこう

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朝日日本歴史人物事典の解説

日秀妙光

没年:慶長6(1601)
生年:生年不詳
戦国時代浄土宗の尼。一説では永正3(1506)年生まれともいう。尾張国愛知郡小林村(名古屋市中区)の土豪山田藤蔵の娘と伝える。18歳のときに夫の吉野右馬允を戦乱で失い,翌年失意のうちに信濃(長野県)善光寺を参詣し,如来の仏前で出家した。善光尼とも名乗っているのは,これに因んでのことという。のち,織田信秀の援助を得て,熱田神宮の西隣りの地(名古屋市熱田区旗屋町)に誓願寺を建立して居住。熱田神宮の社殿修造に際して,勧進活動に従事する存在であったかと推察される。元亀1(1570)年,正親町天皇より天下泰平,宝祚延長の祈祷を命じられた。そして同じころ,紫衣の着用と上人号の使用を認可されている。誓願寺の尼はこれ以後,代々「熱田上人」と通称され,信濃善光寺の大本願上人,伊勢慶光院の伊勢上人と共に,「天下の三尼上人」のひとりに数えられるに至っている。<参考文献>『誓願寺縁起』『張州志略』『名古屋市史 社寺編』,牛山佳幸「続・中世の尼寺ノート(その2)」(『寺院史研究』1号)

(牛山佳幸)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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