日脚(読み)ヒアシ

デジタル大辞泉 「日脚」の意味・読み・例文・類語

ひ‐あし【日脚/日足】

太陽が東から西へ移っていく動き。「―が早い」
日が出てから沈むまでの時間の長さ。昼間の時間。「―が延びる」
雲の切れ目や物のすきまからさす太陽の光線。ひざし。
蝋燭足ろうそくあしの一。日々の相場の動きをグラフに示したもの。

にっ‐きゃく【日脚】

太陽が空を移動する速さ。ひあし。また、日の光。

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精選版 日本国語大辞典 「日脚」の意味・読み・例文・類語

ひ‐あし【日脚・日足】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雲などの切れ目や物の間から差し込んでくる日光。また、ひざしを比喩的にいう。日のあし。
    1. [初出の実例]「申時微雨、漢天雲収、日脚曜輝」(出典:後二条師通記‐永保三年(1083)二月一〇日)
  3. 太陽が東から西へと移る動き。その速度。時間の経過。また、その動きとともに移動していく光線。転じて、昼間の時間。日のあし。
    1. [初出の実例]「めぐる事日足にまけよ夏の月〈宗二〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)

にっ‐きゃく【日脚】

  1. 〘 名詞 〙 太陽が空を移動する速さ。ひあし。また、日の光。じっきゃく。
    1. [初出の実例]「日脚光陰走、年華物色凋」(出典:菅家文草(900頃)一・秋日山行二十韻)
    2. 「松影紅を穿って日脚(キャク)西なり」(出典太平記(14C後)三九)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐羌村詩〕

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普及版 字通 「日脚」の読み・字形・画数・意味

【日脚】につきやく

日あし。

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