星巌寺(読み)せいがんじ

日本歴史地名大系 「星巌寺」の解説

星巌寺
せいがんじ

[現在地名]小城町大字畑田字鷺ノ原

さぎはるの山麓部に位置する。祥光山と号し、黄檗宗万福寺の末寺である。本尊薬師如来山号寺名は、小城藩初代鍋島元茂の法名祥光院および二代直能の法名星巌元晃大居士による。小城鍋島家の菩提寺で、小城藩主一一代のうち三代元武・六代直員・九代直尭の三名を除いて各代の位牌が報恩堂に安置され、裏手の霊所に墓石がある。

貞享元年(一六八四)、直能が元茂の菩提を弔うため建立を決心し、翌貞享二年禅堂完成。直能が元禄二年(一六八九)に死去したので、三代元武が仏殿建立を行い、翌三年仏殿落成、入仏供養が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「星巌寺」の解説

星巌寺(せいがんじ)

佐賀県小城市にある黄檗宗の寺院。山号は祥光山、本尊は薬師如来。2代目小城藩主、鍋島直能が建立した鍋島家の菩提寺。

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