映画美術(読み)えいがびじゅつ

世界大百科事典 第2版の解説

映画製作に関与する美術のすべて(セット,装飾のみならず小道具,衣装なども含む)に対する総称プロデューサーの視点に即して作品の規模や商品価値の決定にまで関与する場合と,監督の演出意図の実現を助けて独自の映画的空間を設計する場合という二つの映画美術の概念が存在する。《風と共に去りぬ》(1939)の画調の統一に貢献したW.C.メンジーズは前者にあたり,ハリウッドの〈プロデューサー・システム〉における美術監督の地位の重要さを認識させた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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