春昼(読み)シュンチュウ

デジタル大辞泉 「春昼」の意味・読み・例文・類語

しゅんちゅう〔シユンチウ〕【春昼】

泉鏡花小説。明治39年(1906)11月雑誌新小説」に発表。翌12月には続編にあたる「春昼後刻」を同誌に発表している。鏡花自身も療養のためたびたび訪れた逗子舞台とする幻想的な作品

しゅん‐ちゅう〔‐チウ〕【春昼】

春の、のんびりとしたひるま。 春》「―や廊下に暗き大鏡虚子
[補説]作品名別項。→春昼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「春昼」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐ちゅう‥チウ【春昼】

  1. 〘 名詞 〙 春のひるま。のんびりと長く思われる、春のひるま。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「燕雀不知春昼永」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾・朝廷相府)
    2. [その他の文献]〔杜牧‐旧遊詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「春昼」の読み・字形・画数・意味

【春昼】しゆんちゆう

春の昼。

字通「春」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android