時短ハラスメント(読み)ジタンハラスメント

デジタル大辞泉 「時短ハラスメント」の意味・読み・例文・類語

じたん‐ハラスメント【時短ハラスメント】

上司部下に、労働時間短縮のための有効策を示さないまま業務の切り上げを強要し、かつ、これまで通り成果も要求すること。
[類語]アカデミックハラスメントアルコールハラスメントエージングハラスメントカスタマーハラスメントジェンダーハラスメントスメルハラスメントセクシュアルハラスメントソーシャルメディアハラスメントドクターハラスメントパタニティーハラスメントパワーハラスメントマタニティーハラスメントモラルハラスメントレイシャルハラスメントロケーションハラスメント

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「時短ハラスメント」の解説

時短ハラスメント

長時間労働を改善する具体策を提案しないまま、経営者や管理職従業員に業務の切り上げを強要する行為。「ジタハラ」とも略される。株式会社高橋書店が2017年11月に発表した、全国のビジネスパーソン730名を対象に行った「働き方改革」に関するアンケート調査の結果によると、「会社で働き方改革が行われている」と答えた53.4%のうち、41.5%が「働ける時間が短くなったのに、業務量が以前のままのため、仕事が終わらない」と回答。「仕事が終わっていなくても、定時で帰らなければならない」(25.6%)、「長時間労働を改善するための、具体的な現場の対策・体制がまだ整っていないため、スタッフ間で混乱が起きたことがある」(24.4%)などの回答もあり、働き方改革に取り組む企業に勤める人の多くが時短ハラスメントにつながる悩みを抱えていると指摘されている。

(2017-11-28)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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