管理職(読み)カンリショク

  • かんりしょく クヮンリ‥
  • かんりしょく〔クワンリ〕

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

労働基準法が定める「監督もしくは管理の地位にある者」の一般的な呼び名。労働時間や休憩、休日規制の対象外とされ、残業代を支払わなくてもよいとされる。範囲については、労働基準局長通達などで「労務管理などについて経営者と一体的な立場にある者の意味だが、職務職責、勤務態様、待遇などの実態に応じて判断すべきだ」とされ、一般の労働者との線引きのあいまいさが残っている。

(2008-03-23 朝日新聞 朝刊 1社会)

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世界大百科事典 第2版の解説

管理職とは,広義には,企業やその他の組織体において,組織構造上のフォーマルな長として,もっぱら管理という職能を遂行する人々(管理者)の職能上の職位総称である。〈管理〉を共通の目標を実現するために協働する集団の活動と解釈すれば,管理職は時代や社会体制にかかわりなく,普遍的に存在するといえる。単純な組織状況では,管理は社会に流布している慣習的,伝統的な行動様式にもとづいて無意識に行われてきた。しかし,組織体が成長し複雑化するにつれ,またそれを取りまくさまざまな環境的諸条件が複雑に絡みあうにつれ,組織体そのものに水平的および垂直的な機能分化の要請が強く現れてくる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 企業、官公庁、学校などで、管理または監督の地位にある職種。また、その人。
※見知らぬ家路(1970)〈黒井千次〉「こんな時に課長が頼りにならないというのはまことに困ったことだけれど、そもそも管理職がしっかりしているなら」

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世界大百科事典内の管理職の言及

【経営・経営管理】より

…このような実態は,基本的には第2次大戦後の1950年代の技術革新期まで維持された。
【ホワイトカラー管理職の実態】
 ホワイトカラー,広い意味での管理職・管理補助職の技能養成は,ブルーカラーの場合以上に個人的・経験主義的要素が支配的であった。第2次大戦前には大企業でも大卒・高専卒は絶対少数であり,彼らは経営幹部候補生としてブルーカラーの養成工以上に終身雇用の対象となった。…

※「管理職」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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