普化(読み)フケ

デジタル大辞泉 「普化」の意味・読み・例文・類語

ふけ【普化】

[?~860]中国、唐代の禅僧普化宗開祖馬祖道一ばそどういつの法を継ぎ、諸国を遊行した。→普化忌

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精選版 日本国語大辞典 「普化」の意味・読み・例文・類語

ふけ【普化】

  1. 唐代の禅僧。南岳門下。盤山宝積の嗣。奇僧で、常に手に一鐸を持し、人を見る度に振り歩いたという。普化宗の祖。生没年未詳。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「普化」の意味・わかりやすい解説

普化
ふけ
Pu-hua

[生]?
[没]咸通1(860)
中国,唐の禅僧。普化宗の祖師馬祖道一系統に属し,臨済義玄交遊があった。生涯遊行した奇行僧として知られる。尺八吹奏を禅の至上のものとした日本虚無僧はこの系統である。

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