暮春(読み)ボシュン

精選版 日本国語大辞典 「暮春」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐しゅん【暮春】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 春の末。春の暮れ。晩春。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「雌黄を点著して天に意あり 款冬誤って暮春の風に綻ぶ〈作者不明〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. [その他の文献]〔論語‐先進〕
  3. 陰暦三月の異称。
    1. [初出の実例]「人乗芳夜、時属暮春」(出典懐風藻(751)暮春曲宴南池〈藤原宇合〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「暮春」の読み・字形・画数・意味

【暮春】ぼしゆん

晩春。〔論語、先進〕春には春る。冠五六人、子六七人、沂(き)(水)に浴し、(ぶう)(雨乞いの地)に風し、詠じて歸らん。

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