精選版 日本国語大辞典 「書役」の意味・読み・例文・類語 かき‐やく【書役】 〘 名詞 〙 文章の草案を書いたり、事項を書き留めたり、帳簿を作成保管したりする役職。また、その人。ものかき。書記。[初出の実例]「同時にやくしゃをやめ、沢村長十郎の書役となり」(出典:談義本・虚実馬鹿語(1771)五)「倫敦状師館の書弁(〈注〉カキヤク)の子なり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一) しょ‐やく【書役】 〘 名詞 〙 町番所に詰めていて、町名主を補助し算筆をつかさどった有給の役人。また、裁判を扱う役所に詰めていた記録係。書記。かきやく。〔和英語林集成(初版)(1867)〕[初出の実例]「百戸内外の村落にても戸長の月給五円、書役の給料四円」(出典:朝野新聞‐明治一八年(1885)八月一二日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例