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木工機械 もっこうきかい woodworking machinery

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

木工機械
もっこうきかい
woodworking machinery

木材加工に用いる機械の総称で,木工具を機械化したもの。通常,製材機械と合板機械は含めない。一般の金属切削用機械に比べて,刃物類が高速回転するので,安全装置をはじめとして,防音・防塵などの対策を考える必要がある。

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百科事典マイペディアの解説

木工機械【もっこうきかい】

広義には木材加工用機械の総称で,原木から比較的大きい板材や角材を切り出すのに使う製材機械,合板製造機械および狭義の木工機械をいう。製材品に切削,切断,溝削り,面取り,研削および彫刻などの加工をして所要の形状に仕上げるのが狭義の木工機械で,これには帯のこ盤丸のこ盤角のみ盤かんな盤などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

もっこうきかい【木工機械 woodworking machinery】

製材品および木質材料を建物,建具,家具などの部材あるいは半製品に加工する機械。多くは刃物によって工作物を所要の寸法,形状に整える切削加工機械であるが,研削加工機械やだぼ打機なども木工機械に含まれる。なお,製材機械,合板機械,木工機械を木材加工機械と総称し,これを木工機械ということもあるが,ここでは狭義の木工機械について述べる。木工機械の基本的な機能は金属用工作機械とほぼ同様であるが,木材を材料とする部材の種類は多岐にわたるため,工作機械に比較して多種多様(JISによれば木工機械176種,金属用工作機械131種)であること,木材は切削しやすいので高回転数,高速送り(金属用工作機械の約10倍)が可能なことが特徴である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

木工機械
もっこうきかい

製材機械や合板機械と並ぶ木材加工機械の一種で、木製家具や建具などの木製部材を加工するための機械。刃物が金属切削工作機械に比べて高速で回転するので、ともすれば切削時に発熱、発煙し、振動や騒音が多く、切り粉は飛び散りやすい。このため、高速回転部分の動的バランス調整、軸受部の防塵(ぼうじん)、防振や危険防止の対策が講じられている。[清水伸二]

種類

鋸盤(のこばん)、かんな盤、成形削り機械、木工旋盤、穴あけ機械、(ほぞ)取り盤、組継ぎ加工用機械、仕上げ加工用機械などに大別できる。[清水伸二]
鋸盤
材木を用材に適するように切る(木取りという)機械で、帯鋸盤、丸鋸盤、ひき回し鋸盤(糸鋸盤)などがある。
 帯鋸盤は、おもに板の繊維方向に沿って切る縦挽(たてび)きと、曲線形状に切る曲線挽きに用いるが、短材の横挽きも可能である。
 丸鋸盤は、木取り用荒挽きから精密な細工用までの各種があり、その形式も、テーブルの形式、鋸軸の形式、送材の形式、鋸装置の形式などによっていろいろである。また縦挽き用と横挽き用とがあるが、鋸を交換して縦挽きと横挽きの両方を行うことが可能な機械も多い。代表的なものとして、縦挽き盤、横挽き盤、昇降丸鋸盤などがある。昇降丸鋸盤は、木取りはもちろんのこと、組継ぎ加工、溝突きや面取り加工など多目的に使用できる。[清水伸二]
かんな盤
かんな盤には、手押しかんな盤、自動一面、二面、三面、四面かんな盤などがあり、面加工用に用いられる。
 手押しかんな盤は、材料をテーブルに押し付けながら送り出すことによって材料の下面を削り、平らな基準面をつくりだす機械である。材料表面のむら取りに使われることから、むら取りかんな盤ともよばれる。
 自動一面かんな盤は、手押しかんな盤によって加工された面を下にして定盤に接しながら、自動的に材料を送りながら上面を削り、厚さ決めをする機械である。
 自動二面かんな盤は、1回の送材で二面を切削するかんな盤である。自動一面かんな盤の機構の一部に手押しかんな盤の機能を取り入れて、被削材の上下二面を切削するものと、柱など建築用部材の直角な二面を削り出すものとがある。
 自動三面かんな盤は、自動一面かんな盤の送り出し側テーブルの左右に立てかんな軸があって、厚さ決めをした面に垂直に他の二面を削り、幅を決める機械である。
 自動四面かんな盤は、自動二面かんな盤の送り出し側テーブルの左右に立てかんな軸を置き、むら取りと板厚を決められた面に垂直に他の二面を削り、断面を決める機械である。
 自動多面かんな盤は、以上の機能に加えて、面取りや、溝突きなどの作業を付加した自動機械として、家具の生産ラインや、プレハブ住宅用の各ラインで多用されている。[清水伸二]
成形削り機械
成形削り機械には、面取り盤、ルーターマシンなどがある。
 面取り盤は、部材の面取り加工を行う機械で、カッターをかえることによって各種の断面形状が加工できる。額縁の加飾用面削りや、建具や家具の框(かまち)材などの飾り面削りなどの作業は代表的な例である。
 ルーターマシンは、面取り作業に加えて、穿(せん)孔、切り抜き、ざぐり、彫刻など各種の加工ができる。ルーター作業は、加工面がそのまま仕上げ面として使用できるように高速切削をしているが、製品によっては、さらに研削・研摩などの仕上げ加工が必要となる。[清水伸二]
木工旋盤
回転させた材料に刃物を押し当てて加工を行う機械である。外丸削り、ねじ切り、テーパー削り、曲面削り用の木工旋盤と、器物の外周削りや中ぐり用に使用される前挽き旋盤とがある。[清水伸二]
穴あけ機械
穴あけ作業に用いる機械で、角穴をあける角のみ盤、円形の穴をあけるボール盤がある。ボール盤の一種のラジアルボール盤は、懐(ふところ)の狭いボール盤では加工できない大きな材料の穴あけに使われる。ボール盤の機構は、金属加工用と同じであるが、きりの刃先角と主軸回転数が異なり、送り速度も速くできる。[清水伸二]
取り盤">取り盤
取り加工を行う機械で、首長さ、厚、胴突き面の傾斜、型など自由に選択できる。単軸のものと多軸のもの、カッター軸が横形のものと立て形のものがある。また多軸のものには、一工程で框材の両側に取り加工をする両側取り盤もある。[清水伸二]
組継ぎ加工用機械
複雑な組継ぎ加工を正確、高能率に行う機械で、コーナーロッキングマシン、ダブテールマシンなどがある。
 コーナーロッキングマシンは、組合せカッター(ロッキングカッター)を主軸に取り付け、これを回転して、板の木口面をあられ状に欠き取って加工する機械である。
 ダブテールマシンは、板の木口に、蟻(あり)組継ぎ用の加工と穴加工を一度に行う機械である。[清水伸二]
仕上げ加工用機械
加工面の粗さを小さくし、いっそうよい仕上げ面を得るために用いられる。超仕上げかんな盤、ベルトサンダーなどがある。
 超仕上げかんな盤は、手かんなの切削方式をそのまま応用した仕上げ加工用機械である。
 ベルトサンダーは、ベルト状研摩布を走行させ、加工物をこれに押し当てて研削・研摩する。機構上水平面の加工なので厚さ決めをしやすいこと、研削中の目づまりが比較的少ないなどの利点がある。[清水伸二]

木工機械の自動化

木工機械も金属切削工作機械と同様に自動化、省力化が進み、たとえば、ルーターマシンなどは数値制御化され、三次元の複雑な装飾加工も自動的に行えるようになっている。また、複数台の高性能自動機械をコンベヤーで連結して加工ラインを構成し、プログラムどおりに作業を行うトランスファーマシンが各工場で活躍している。[清水伸二]

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