本白根山(読み)モトシラネサン

デジタル大辞泉 「本白根山」の意味・読み・例文・類語

もとしらね‐さん【本白根山】

群馬県北西部にある火山。標高2171メートル。南麓はかつて硫黄いおう産地としても知られた。鞍部となるあいみねを隔てて白根山草津白根)の南側に位置し、三山あるいは白根山との二山で「白根山」「草津白根」ともよばれる。
[補説]有史以来噴火記録はなかったが、平成30年(2018)1月23日に噴火を起こし、死者1名を含む人的被害が発生した。水蒸気噴火とみられ、顕著な前兆現象はなかった。

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共同通信ニュース用語解説 「本白根山」の解説

本白根山

標高2171メートルの火山で、白根山などと「草津白根山」を構成する。2018年1月23日午前10時2分ごろに噴火し、草津国際スキー場(現草津温泉スキー場)で訓練中だった陸上自衛隊員の伊沢隆行いざわ・たかゆきさん=当時(49)=が噴石の直撃を受けて死亡、スキー客ら11人が重軽傷を負った。気象庁は同年3月、噴火警戒レベルを本白根山と白根山で分ける運用開始。本白根山はレベル2(火口周辺規制)が続く。白根山は4月22日に1から2に上がり、9月21日に1に下がったが、火山活動が再び活発化し、同28日から2が継続している。

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世界大百科事典(旧版)内の本白根山の言及

【白根山】より

…草津白根とも呼ばれる。本白根(もとしらね)山(2176m)と白根山(2160m)が鞍部を隔てて南北に対峙する双子火山である。基盤岩はおもに新第三紀の堆積岩や火山岩類からなり,北西部で標高2000m,南東部で900mの高さに位置し,基盤形態は南北で著しく非対称的である。…

※「本白根山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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