本白根山(読み)モトシラネサン

デジタル大辞泉 「本白根山」の意味・読み・例文・類語

もとしらね‐さん【本白根山】

群馬県北西部にある火山。標高2171メートル。南麓はかつて硫黄いおう産地としても知られた。鞍部となるあいみねを隔てて白根山草津白根)の南側に位置し、三山あるいは白根山との二山で「白根山」「草津白根」ともよばれる。
[補説]有史以来噴火記録はなかったが、平成30年(2018)1月23日に噴火を起こし、死者1名を含む人的被害が発生した。水蒸気噴火とみられ、顕著な前兆現象はなかった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の本白根山の言及

【白根山】より

…草津白根とも呼ばれる。本白根(もとしらね)山(2176m)と白根山(2160m)が鞍部を隔てて南北に対峙する双子火山である。基盤岩はおもに新第三紀の堆積岩や火山岩類からなり,北西部で標高2000m,南東部で900mの高さに位置し,基盤形態は南北で著しく非対称的である。…

※「本白根山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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