国立大学法人。国立東京水産大学と国立東京商船大学が統合してできた大学。2003年(平成15)10月発足。2010年時点で、教育研究の対象である海洋をおもに「食料供給源・地球環境維持・保全の場とする分野」ととらえる海洋科学部(海洋環境学科、海洋生物資源学科、食品生産科学科、海洋政策文化学科、水産教員養成課程。所在地・東京都港区港南(こうなん)4-5-7)と、「物資を輸送し、工学的に活用する分野」ととらえる海洋工学部(海事システム工学科、海洋電子機械工学科、流通情報工学科。所在地・東京都江東区越中島(えっちゅうじま)2-1-6)の2学部がある。この2学部に共通する大学院、海洋科学技術研究科(海洋生命科学専攻、食機能保全科学専攻、海洋環境保全学専攻、海洋管理政策学専攻、海洋システム工学専攻、海運ロジスティクス専攻、食品流通安全管理専攻、応用生命科学専攻、応用環境システム学専攻)がある。また、海洋科学部の卒業生に対して1年間の課程で水産専攻科、海洋工学部の卒業生に対しては6か月間の課程で乗船実習科が置かれている。2004年4月、国立大学法人法の施行に伴い、国立大学法人となる。事務局所在地は東京都港区港南4-5-7。
[編集部]
『東京海洋大学編・刊『東京海洋大学』(2003)』
2003年(平成15)に東京商船大学と東京水産大学を統合して設立。2004年に国立大学法人東京海洋大学となる。日本唯一の海洋系総合大学として,海洋・海事・水産分野の教育研究を担う。2017年の時点で海洋科学部(海洋環境,海洋生物資源,食品生産科,海洋政策文化各学科),海洋工学部(海事システム工,海洋電子機械工,流通情報工各学科)の2学部1研究科および水産専攻科,乗船実習科を擁する。「人類社会の持続的発展に資するため,海洋を巡る学問及び科学技術に係わる基礎的・応用的教育研究を行う」ことを理念とし,「国際的に活躍する産官学のリーダーを輩出する世界最高水準の卓越した大学」をめざす。海鷹丸をはじめとする大型練習船4隻の保有や水圏科学フィールド教育研究センターなどを付設し,現場・現物重視の教育研究を行う。2016年5月現在,東京都港区の品川キャンパス(海洋科学部),東京都江東区の越中島キャンパス(海洋工学部)の二つを有し,学生2816人(研究生などを含む)が在籍。2017年海洋科学部を改組して海洋生命科学部とし,また新たに海洋資源環境学部(海洋環境科,海洋資源エネルギー各学科)を設置。
著者: 山本剛
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