東洋エンジニアリング(読み)とうようエンジニアリング

百科事典マイペディア 「東洋エンジニアリング」の意味・わかりやすい解説

東洋エンジニアリング[株]【とうようエンジニアリング】

三井系のエンジニアリング大手。1961年東洋高圧工業(現三井化学)の工務部門が分離・独立し,三井物産大成建設出資を得て東洋エンジニアリングを設立。早くから輸出プラント手掛け海外事業比率は72%に達する。尿素・アンモニア系肥料プラント技術は世界的水準。産業プラントやシステムエンジニアリングなどに関するソリューション事業にも積極展開。本社千葉県習志野市。2011年資本金181億円,2011年3月期売上高1556億円。売上構成(%)は,EPC91,IT7,不動産賃貸・管理2。海外売上比率64%。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東洋エンジニアリング」の意味・わかりやすい解説

東洋エンジニアリング
とうようエンジニアリング

エンジニアリング会社。 1961年東洋高圧工業 (現三井東圧化学) の工務部門を母体に化学,石油化学石油精製などの総合プラントエンジニアリング会社として創立。創業時よりプラント輸出に注力,尿素系肥料プラント,エチレンプラントをはじめ,非鉄金属,紙パルプ,原子力,食品などの分野にも進出。さらには空港港湾などのファシリティズ・システムズ・エンジニアリングや公害防止の分野にも力を入れている。売上構成比は,プラントがほぼ全体を占め,内訳は石油化学 57%,エネルギー関連8%,石油精製 15%,産業システム 13%,肥料6%。年間売上高 2375億 500万円 (連結。うち海外事業 85%) ,資本金 130億 1700万円,従業員数 1509名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「東洋エンジニアリング」の解説

東洋エンジニアリング

正式社名「東洋エンジニアリング株式会社」。英文社名「TOYO ENGINEERING CORPORATION」。建設業。昭和36年(1961)「東洋高圧工業株式会社」から分離独立し設立。本社は千葉県習志野市茜浜。三井系の総合エンジニアリング会社。海外での石油化学プラントや発電プラントに実績東京証券取引所第1部上場。証券コード6330。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

世界大百科事典(旧版)内の東洋エンジニアリングの言及

【プラント・エンジニアリング産業】より

…プラント施設別には,電力プラント,通信プラント,化学プラント,製鉄プラント,その他産業プラント,海洋施設,陸上鉄構物,貯蔵・輸送システム,環境衛生システム,都市・社会開発システムに分けられる。プラント・エンジニアリングは,元請けを専業大手(日揮,千代田化工建設,東洋エンジニアリング),重電機器,鉄鋼大手,商社などが担当し,その下で機械の製作からプラント,土木まで建設会社が担当する形が多い。 日本のエンジニアリング企業の大手は戦後生れの新しい産業である。…

※「東洋エンジニアリング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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