松平信敏(読み)まつだいら のぶとし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平信敏」の解説

松平信敏(1) まつだいら-のぶとし

1851-1887 幕末-明治時代の大名,華族
嘉永(かえい)4年5月23日生まれ。信濃(しなの)(長野県)高遠藩主内藤頼寧(よりやす)の4男。松平信書(のぶふみ)の養子となり,元治(げんじ)元年駿河(するが)(静岡県)小島(おじま)藩主松平(滝脇(たきわき))家11代。徳川家達(いえさと)の府中(駿府(すんぷ))藩の成立にともない,慶応4年上総(かずさ)(千葉県)に転封(てんぽう)となり金ケ崎に仮陣屋をおく。明治2年陣屋を桜井にうつし桜井藩改称。同年滝脇に改姓。17年子爵。明治20年8月10日死去。37歳。通称保吉,助十郎。

松平信敏(2) まつだいら-のぶとし

?-? 幕末の武士
幕臣大坂町奉行,大目付,勘定奉行などをつとめる。慶応元年(1865)の英米仏蘭4国艦隊の大坂湾来航の際にはフランス艦をおとずれ,来航の目的をといただした。通称は勘太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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