デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平信敏」の解説
松平信敏(1) まつだいら-のぶとし
嘉永(かえい)4年5月23日生まれ。信濃(しなの)(長野県)高遠藩主内藤頼寧(よりやす)の4男。松平信書(のぶふみ)の養子となり,元治(げんじ)元年駿河(するが)(静岡県)小島(おじま)藩主松平(滝脇(たきわき))家11代。徳川家達(いえさと)の府中(駿府(すんぷ))藩の成立にともない,慶応4年上総(かずさ)(千葉県)に転封(てんぽう)となり金ケ崎に仮陣屋をおく。明治2年陣屋を桜井にうつし桜井藩と改称。同年滝脇に改姓。17年子爵。明治20年8月10日死去。37歳。通称は保吉,助十郎。