松野尾村(読み)まつのおむら

日本歴史地名大系 「松野尾村」の解説

松野尾村
まつのおむら

[現在地名]巻町松野尾

北国街道の東に沿い、枝郷松山まつやま新田村が西に対し、北には同新保しんぼ田村がある。元和四年(一六一八)長岡藩知行目録に高四八二石五斗余とある。正保国絵図には松尾村とある。元禄一一年(一六九八)の榊原式部大夫殿領分四万石拾ケ組絵図面(霜鳥家文書)では幕府領。明和二年(一七六五)の石瀬代官所村々高辻帳(北条一也氏蔵)には高一千一五石八斗余とある。安政五年(一八五八)の旧長岡城主牧野家領地七ケ組村名・反別・戸数一覧表(長岡の歴史)に高一四九石八斗余、戸数一八とあるが、旧高旧領取調帳は水原すいばら代官所支配として九三七石二斗余、長岡藩領として一五〇石六斗余とあり、この間に二村に分れたと思われる。


松野尾村
まつのおむら

[現在地名]土山町野上野のがみの

野上野村の南にあり、松尾まつお(野洲川)田村たむら川の合流点西側に位置。集落東海道に沿って形成され、松尾川の渡場に面する。村名は享保一〇年(一七二五)土山宿助郷(土山町有文書)に松尾村とみえるのが早く、天明村高帳・文政石高帳にも記されるが、その後郷帳から姿を消し以後経緯未詳

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 野洲川 水原 田畑

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android