柊南天(読み)ヒイラギナンテン

デジタル大辞泉 「柊南天」の意味・読み・例文・類語

ひいらぎ‐なんてん〔ひひらぎ‐〕【×柊南天】

メギ科の常緑低木。高さ約1.5メートル。葉は卵形で縁に鋭いぎざぎざをもつ小葉からなる羽状複葉で、枝先に集まってつく。3、4月ごろ、黄色小花総状につき、黒紫色の実を結ぶ。中国台湾原産。日本へは江戸時代に渡来し、庭木とする。とうなんてん。

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精選版 日本国語大辞典 「柊南天」の意味・読み・例文・類語

ひいらぎ‐なんてんひひらぎ‥【柊南天】

  1. 〘 名詞 〙 メギ科の常緑低木。中国、台湾原産で、日本へは、江戸時代、天和・貞享一六八一‐八八)の頃に渡来し、庭木とされる。高さ約一メートル。葉は枝先に数枚が傘状に開出し、奇数羽状複葉で一一~一七個の小葉からなり、葉柄の基部は鞘になって茎を抱く。小葉は革質で無柄、卵状披針形で、縁はあらく切れ込み、先端は鋭い棘(とげ)になる。早春、黄白色の小さな六弁花を密生した花穂を葉叢の中心からやや下向きに開出する。果実球形で白粉をかぶり紫黒色に熟す。漢名、十大功労。とうなんてん。
    1. [初出の実例]「雨足は〈略〉柊南天(ヒヒラキナンテン)やおかめ笹の葉を、幽かな音を立てて動かしたりしてゐる」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴茜雲)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「柊南天」の解説

柊南天 (ヒイラギナンテン・ヒラギナンテン)

学名Mahonia japonica
植物。メギ科の常緑低木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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