知恵蔵 「柳之御所遺跡」の解説 柳之御所遺跡 岩手県平泉町の奥州藤原氏の遺跡。1988年以来の調査で北上川に沿った南北400m、東西300mの平泉館の敷地は空堀で囲み、9間×4間の4面庇の大型建物、園池跡なども判明。幅10mの堀で隔てた西側に家臣の屋敷群があり、中国からの輸入品を含む大量の陶磁器、折敷などの食器、銅印、硯(すずり)、かわらけなども出た。3代目秀衡以降の12世紀後半の遺物が多く、95年に10haが国の史跡に指定された。 (天野幸弘 朝日新聞記者 / 今井邦彦 朝日新聞記者 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by