日本大百科全書(ニッポニカ) 「栃木温泉」の意味・わかりやすい解説
栃木温泉
とちのきおんせん
熊本県北東部、阿蘇(あそ)郡南阿蘇村(みなみあそむら)河陽(かわよう)栃木にある温泉。泉質は炭酸水素塩泉。阿蘇カルデラの西壁、北向(きたむき)山北東の山脚を白川が侵食し、渓流をなす渓間に位置する。東には雄大な阿蘇の山裾(やますそ)、南には鮎返滝(あゆがえりのたき)・白糸ノ滝があるほか、ゴルフコース、ペンション村からも通える位置にあるので、泉量の豊かさを利用した温泉プールに通う入湯客も多い。立野(たての)火口瀬付近で国道57号から分岐する国道325号が近くを通っているほか、第三セクター経営となった南阿蘇鉄道(旧、国鉄高森線)阿蘇下田城ふれあい温泉駅からバスで連路。
[山口守人]