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栄養段階 えいようだんかい

大辞林 第三版の解説

えいようだんかい【栄養段階】

生態系における役割の類型的分類。無機物から有機物を合成する生産者、生産者を捕食する消費者、生産者や消費者の死体・排出物を分解する分解者の三段階に大別できる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

栄養段階
えいようだんかい

生態系内のエネルギーの流れ物質循環における生物の役割を類型的に分けたもの。アメリカの生態学者リンドマンR. L. Lindemanによって1942年に提唱され、広く用いられるようになった。太陽エネルギーを利用して無機物から有機物を合成する生産者、これを利用する動物からなる消費者、およびこれらの死体や排出物を分解する分解者の三つの段階に分ける。さらに消費者については、生産者を直接摂食する第一次消費者(第二次生産者ともよぶ)、これを摂食する第二次消費者、以下順に第三次、第四次……のように細分する。生産者から数えて同じ数を経て食物を得ている生物を「同じ栄養段階に属する」という。しかし、生態系の食物連鎖は複雑で、緑色植物や単食性動物を除く多くの生物は二つ以上の栄養段階に属し、また同種の個体でも発育期の違いや環境の差によって違った栄養段階に属することがある。[牧 岩男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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