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格義 かくぎGe-yi

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

格義
かくぎ
Ge-yi

仏教以外の教えにその意味内容をあてはめて仏教を理解すること。中国魏晋時代に竹林の七賢人などの清談 (せいだん) 流行の影響を受けて,仏教の般若の空の思想を老荘思想に符合させて説明しようとした妥協的な学風。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

格義
かくぎ

中国仏教の術語で、ある基準に照らし、比較して、ことばの意味(義)を推量(格=はかる)すること。「格義」という術語は、4世紀初め西晋(せいしん)の僧、竺法雅(じくほうが)の伝記(『高僧伝』第4巻)に初めてみえ、次のような説明になっている。「経中の事数(じすう)をもって、外書に擬配(ぎはい)し、解を生じるの例をなす、これを格義と謂(い)ふ」と。その「事数」とは、『世説新語』文学篇(へん)の劉孝(りゅうこう)標注(6世紀初め)によると、五陰、四諦(したい)、十二因縁(いんねん)などをさす語であるから、現在仏教でいう「法数(ほっすう)」にあたる。つまり、仏教教理を数で分類した語のことである。その事数に相当する語句を中国の典籍にみつけて、それを仲介にして仏教教理を理解しようとするのが「格義」の本来の意味であった。しかし、中国仏教史ではそれよりも広い意味で、中国思想を例にとって仏教を説明する態度をさすことばとして普通使われる。その態度はまもなく4世紀末の釈道安(しゃくどうあん)によって否定され、とだえたと伝えられる。[福井文雅]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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