桂枝太郎(読み)かつらえだたろう

世界大百科事典(旧版)内の桂枝太郎の言及

【落語】より

…それは,主要なネタを東京に奪われ,上方弁が方言化して鑑賞を妨げ,そのうえ,わかりやすい上方弁の漫才に追い打ちをかけられたためだった。当時の上方では,初代桂枝雀(しじやく)(1863‐1928),初代桂枝太郎(1867‐1927)の2老大家,東西落語に通じた2代桂三木助,俗に初代という笑いの天才桂春団治(はるだんじ)などが活躍した。
[昭和の落語界]
 昭和初期の東京落語界には,〈兵隊物〉はじめ新作で売り出した柳家金語楼,風刺と警句の5代三升家小勝(みますやこかつ)(1858‐1939),細緻な芸の5代三遊亭円生,渋い6代三笑亭可楽,重厚な8代桂文治,飄逸な味の4代柳家小さんなどがいた。…

※「桂枝太郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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