雷門(読み)カミナリモン

デジタル大辞泉 「雷門」の意味・読み・例文・類語

かみなり‐もん【雷門】

浅草寺せんそうじ総門である風雷神門の通称左右風神雷神の像を配し、中央に高さ3.9メートルの大提灯が下がる。現在のものは昭和35年(1960)の再建
東京都台東区地名南側にある。

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精選版 日本国語大辞典 「雷門」の意味・読み・例文・類語

かみなりもん【雷門】

  1. [ 一 ] 東京都台東区浅草一丁目、風神雷神を安置した浅草寺(せんそうじ)の総門(風雷神門)の通称。
    1. [初出の実例]「神鳴門養父入強き女もなし〈露角〉」(出典:俳諧・おくれ双六(1681)春)
  2. [ 二 ] [ 一 ]に南接する地名。

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百科事典マイペディア 「雷門」の意味・わかりやすい解説

雷門【かみなりもん】

東京都台東区,浅草(せんそう)寺の南の総門とその周辺の地名。名称は門の左右に配された雷神,風神像により,雷神門ともいった。1865年焼失,1960年再建。雷門から仁王門までの参道は,仲見世と呼ばれる門前商店街である。
→関連項目浅草

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雷門」の意味・わかりやすい解説

雷門
かみなりもん

東京都台東区東部,浅草にある地区聖観音宗総本山,金竜山浅草寺門前町で,風神・雷神像をまつる浅草寺の風雷神門からその名が起った。山門から雷門までの両側が仲見世商店街で,下町情緒豊かな商品などを並べ,年中にぎわう。仲見世は元禄年間 (1688~1704) に始り,特に享保年間 (16~36) に繁栄したという。

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事典・日本の観光資源 「雷門」の解説

雷門

(東京都台東区)
台東区思い出の景観30選指定の観光名所。

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世界大百科事典(旧版)内の雷門の言及

【浅草】より

…23年の関東大震災後,浅草は一時衰微したが,27年には日本最初の地下鉄が上野~浅草間に開通し,31年に東武鉄道が現在の浅草駅に乗り入れるようになって交通の便もよくなり,再びにぎわいをみせた。第2次世界大戦中の東京大空襲によって浅草もほぼ壊滅したが,まもなく復興し,台東区内では上野に次ぐ繁華街となり,雷門や五重塔も再建された。高度経済成長期以降は新宿,渋谷,池袋の副都心の発展に比べて,大型デパートが一つだけという浅草の相対的地位は低下している。…

※「雷門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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