桃源瑞仙(読み)トウゲンズイセン

デジタル大辞泉 「桃源瑞仙」の意味・読み・例文・類語

とうげん‐ずいせん〔タウゲン‐〕【桃源瑞仙】

[1430~1489]室町中期の臨済宗の僧。五山文学者。近江おうみの人。号は蕉雨竹庵など。京都相国寺に住した。著に「百衲襖」「史記抄」「三体詩抄」などの抄物がある。

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精選版 日本国語大辞典 「桃源瑞仙」の意味・読み・例文・類語

とうげん‐ずいせんタウゲン‥【桃源瑞仙】

  1. 室町時代臨済宗の僧。号は蕉雨・卍庵・竹庵・春雨庵など。近江の人。南禅寺牧中に「史記抄」「周易抄」を学び、広く五山文学者と交流があった。応仁の乱に際して近江にのがれたが、乱後は京都にもどり、転々としたのち、相国寺に住した。著に「百衲襖」二五巻、「史記抄」一九巻、「蕉雨稿」三冊など。永享二~延徳元年(一四三〇‐八九

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桃源瑞仙」の解説

桃源瑞仙 とうげん-ずいせん

1430-1489 室町時代の僧。
永享2年6月17日生まれ。臨済(りんざい)宗。京都相国寺の明遠俊哲(みょうえん-しゅんてつ)の法をつぐ。易学や「史記」もまなび,応仁(おうにん)の乱の際には郷里の近江(おうみ)(滋賀県)で古典の研究をつづけ,乱後は相国寺住持となった。延徳元年10月28日死去。60歳。俗姓市村。別号に蕉雨,蕉了。著作に「史記抄」「百衲襖(ひゃくのうおう)」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「桃源瑞仙」の意味・わかりやすい解説

桃源瑞仙
とうげんずいせん

[生]永享2(1430).6.17.
[没]延徳1(1489).10.28.
室町時代の臨済宗の僧。京都相国寺の第 80世。著作『百衲襖』『史記抄』『蕉雨稿』。

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367日誕生日大事典 「桃源瑞仙」の解説

桃源瑞仙 (とうげんずいせん)

生年月日:1430年6月17日
室町時代;戦国時代の臨済宗夢窓派の僧
1489年没

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