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易学 エキガク

デジタル大辞泉の解説

えき‐がく【易学】

易に関することを研究する学問

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世界大百科事典 第2版の解説

えきがく【易学 Yì xué】

中国,儒教経典易経》に関する解釈学をいう。《》は完結した1個の小宇宙でありながら,〈易は典要をなすべからず〉(一定不変の法則で易を(くく)れない。《易》繫辞(けいじ)伝の語)という背理を内包している。卦とそれに付された占断の辞とのつながりに恣意的なものが多いし,占断の辞それ自体も短くて謎めいている。また,64卦の配列も無秩序である。しかし逆にいえば,それはどのような解釈をも受容しうることを意味する。

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大辞林 第三版の解説

えきがく【易学】

易や、それによる占いについて研究する学問。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

易学
えきがく

中国の儒教経典の一つ『易経(えききょう)』の解釈学。その古くは『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』『国語』の占筮(せんぜい)記事中にみられ、「八卦(はっか)」の象徴と数とを取り入れて解する。これを「象数易(しょうすうえき)」という。この系統に属するものが「彖(たん)伝」「象伝」「説卦(せっか)伝」である。「繋辞(けいじ)伝」は、「易」に哲学的根拠を与えようとするもので、むしろ、次の王弼(おうひつ)(226―249)の解の先蹤(せんしょう)をなす。漢代の易学者、ことに鄭玄(じょうげん)(127―200)、荀爽(じゅんそう)(128―190)、虞翻(ぐほん)(164―233)らは、さらに種々の「術」(往来(おうらい)、升降(しょうこう)、旁通(ぼうつう)など)を取り入れて解する。孟喜(もうき)(前1世紀)、京房(けいぼう)(前78―前37)らは、天文学を取り入れた「卦気、分卦直日(ぶんかちょくじつ)」を説くとともに、「天人相関」の立場から「災異(さいい)」を説く。この「象数易」は、経文の語をすべて「卦」の形から説こうとするもので、その説明が煩瑣(はんさ)なものとなったために、王弼は、「象、数、術」のほとんどすべてを捨て、経文の意味するところを読み取り、それを説いた。これを「義理易」という。「象数易」のまとまったものは『周易集解(しゅうえきしっかい)』で、各家の遺説がみられ、清(しん)朝の考証学者は精力的に「象数易」の遺説を収集し、解説した。「義理易」では、王弼の『周易注』があり、『周易正義』がそれを詳説する。朱熹(しゅき)(朱子、1130―1200)に『周易本義』があり、占筮を重視するとともに、「義理易」の伝統にも従いながら、「人事」を重視して解説する。また、文献批判にも鋭い説をみる。[藤原高男]

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