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桜開花予想 さくらかいかよそう

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知恵蔵2015の解説

桜開花予想

桜の開花は、一般的に気温が高いと早まり、気温が低いと遅くなる。花見の行事など桜は歳時の暮らしに深く結びついており、また気象現象の観測とも深い関わりがあることから、桜の代表品種であるソメイヨシノについて、気象庁から「さくら開花予想」が毎年、数回にわたって報道発表される。
気象庁が定義する桜の開花とは、花が5~6輪咲いた状態のことである。「さくらの開花予想」には、開花日または開花予想日が同日である地点を曲線で結んだ「さくらの開花予想の等期日線図」が描かれている。気象庁以外にもいくつかの機関から開花予想が示され、3月下旬から5月上旬にかけて日本列島を順次北上してゆく桜の開花の様子は、本格的な春の訪れを知らせる「桜前線」と呼ばれ親しまれている。
桜は、開花前年の夏から花芽(翌春に咲く花の芽)を形成し休眠に入る。冬になって、一定の期間にわたって低温にさらされることで休眠から覚め、春の気温上昇によって生長し開花する。このため、必ずしも暖地から順に開花が進むわけではない。気象庁の「さくらの開花予想」は、過去には「東京は九段の桜として名高い靖国神社にある標本木」というように各地ごとに定めた桜のつぼみの重量を調べて求めていた。現在では過去の開花日と気温のデータから予想式を作成し、これに前年秋からの気温経過と開花までの気温予報をあてはめて求めている。

(金谷俊秀 ライター / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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