棕櫚竹(読み)シュロチク

デジタル大辞泉 「棕櫚竹」の意味・読み・例文・類語

しゅろ‐ちく【××櫚竹】

ヤシ科の常緑低木。高さ約3メートルに達する。幹の先に葉が7、8枚つき、葉は手のひら状。雌雄異株。夏、葉の付け根に黄色の小花多数つける。南中国の原産で、江戸時代に渡来し、観賞用に栽培される。
[類語]椰子ココ椰子棕櫚ラタン

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精選版 日本国語大辞典 「棕櫚竹」の意味・読み・例文・類語

しゅろ‐ちく【棕櫚竹・椶櫚竹】

  1. 〘 名詞 〙 ヤシ科の常緑低木。中国南部原産で、観賞用に鉢植えにされる。幹は節が多く古い葉鞘(ようしょう)繊維に包まれている。高さ約三メートル。葉は幹の頂に七~八枚つく。葉身半円形掌状に裂ける。雌雄異株。夏、葉腋(ようえき)に淡黄色の花が多数円錐状に集まってたれ下がる。漢名椶竹・椶櫚竹。
    1. [初出の実例]「しゅろ竹(チク)の杖つきて、居士衣(こしへ)の紐を高くむすび」(出典浮世草子・俗つれづれ(1695)二)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「棕櫚竹」の解説

棕櫚竹 (シュロチク)

学名Rhapis humilis
植物。ヤシ科の常緑低木,園芸植物

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