横井福次郎(読み)よこいふくじろう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「横井福次郎」の意味・わかりやすい解説

横井福次郎
よこいふくじろう

[生]1912.9.25. 東京
[没]1948.12.5. 東京
漫画家旧制中学校を卒業後,北沢楽天の門に入り,アメリカ漫画の影響のもとにモダンな感覚描線の漫画を描く。 1932年,横山隆一らと「新漫画派集団」の結成に参加。第2次世界大戦後は『少年クラブ』に日本最初の本格的長編 SF冒険漫画物語『ふしぎな国のプッチャー』 (1947) を連載。少年物のほか『オオ市民諸君!』『にぎりの半兵衛』『エミ子の時計はなぜ進む』など,新鮮なストーリー漫画を多作したが,37歳で夭折した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「横井福次郎」の解説

横井福次郎 よこい-ふくじろう

1912-1948 昭和時代の漫画家。
大正元年9月25日生まれ。中学卒業後,北沢楽天に師事,昭和8年新漫画派集団(のち漫画集団)にくわわる。戦後21年から「少年クラブ」にSF漫画「ふしぎな国のプッチャー」「冒険児プッチャー」を連載し注目をあびた。昭和23年12月5日死去。37歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android