正宝事録(読み)しようほうじろく

日本歴史地名大系 「正宝事録」の解説

正宝事録
しようほうじろく

写本 国立国会図書館(一七冊)宮内庁書陵部(目録・付録とも四〇冊)筑波大学(一四巻一四冊)東京大学史料編纂所(正保五年―延宝五年、五冊)・東京都公文書館(一四冊)ほか

解説 享保期に編纂に着手された江戸町触集で、町奉行から町年寄を通じて発せられた町触を編年体に配列したもの。書名は正保五年(慶安元年)から宝暦五年までの町触を収録したことから付された。

活字本 昭和三九―四一年刊

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 鶴岡 付録 目録

改訂新版 世界大百科事典 「正宝事録」の意味・わかりやすい解説

正宝事録 (しょうほうじろく)

1648-1755年(正保5-宝暦5)の108年間の江戸の町触を編年集成したもので,これに町方からの訴願・返答書類を付載する。編者は不詳(一説に本八丁堀の前名主岡崎十左衛門)。1778年(安永7)の成立。書名は収録年代の始終年号により,《正宝録》ともいう。原本は不明で数種の伝写本があり,巻数は一定しない。江戸時代の都市江戸に関する基本史料である。単行本《正宝事録》3巻として刊行されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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