正経(読み)せいけい

精選版 日本国語大辞典 「正経」の意味・読み・例文・類語

せい‐けい【正経】

〘名〙
① 正しい儒学道を伝えた書物。〔詩譜‐序〕
② 正しいみち。正しい道理、筋道本筋
自由之理(1872)〈中村正直訳〉五「蓋し許多(あまた)の場合に於て、一箇の人、その志す正経(〈注〉ホンスジ)の事を勉修するが為に、他人をして、心痛を覚へ、損害を受しむる事あり」
③ (形動) 行動の正しいこと。まともなこと。また、そのさま。まじめ。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九「高尚なる包弁者(〈注〉ひきうけにん)は、その承当したる事件を、正経(〈注〉マジメ)に成し完(まったう)する事を以て務とせり

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デジタル大辞泉 「正経」の意味・読み・例文・類語

せい‐けい【正経】

[名・形動]
正しいみち。行動などの正しいこと。また、そのさま。
「承当したる事件を、―に成しまっとうする事」〈中村訳・西国立志編
東洋医学で、六臓六腑気血を循環させる12の経脈。→十二経奇経

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普及版 字通 「正経」の読み・字形・画数・意味

【正経】せいけい

五経など。

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