死せる孔明生ける仲達を走らす(読み)シセルコウメイイケルチュウタツヲハシラス

デジタル大辞泉 の解説

せる孔明こうめいける仲達ちゅうたつはしらす

《「蜀志」諸葛亮伝・注から》中国の三国時代しょく諸葛孔明しょかつこうめい司馬仲達五丈原で対陣中に病死したため、軍をまとめて帰ろうとした蜀軍を仲達はただちに追撃したが、蜀軍は孔明遺命に基づいて反撃の構えを示したため、仲達は孔明がまだ死んでおらず、何か策略があるのだろうと勘ぐり退却したという故事生前威光死後も残っており、人々を畏怖させるたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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