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段袋/駄袋 ダンブクロ

デジタル大辞泉の解説

だん‐ぶくろ【段袋/駄袋】

布製の大きな荷物袋。
幕末から明治初期にかけて武士訓練のとき用いた、を改良したゆったりとしたズボン

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世界大百科事典 第2版の解説

だんぶくろ【段袋】

1864年(元治1)に,江戸幕府が組織した歩兵組のはいた太い股引の異名。紺木綿の筒袖襦袢(じゆばん)を着た兵卒は,左の肩から弁当箱やようじ,歯磨きなどの日用品を入れた旅行用の萌葱(もえぎ)色木綿製の駄荷(だにぶくろ)を背負っており,これを〈だんぶくろ〉となまって呼んでいたが,形が似ているところから股引を〈だんぶくろ〉と呼ぶようになった。公式文書にも取り上げられ,その後洋式調練をする各藩の兵士の戎装(じゆうそう)(軍服)を〈筒袖・だんぶくろ〉と呼ぶようになった。

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大辞林 第三版の解説

だんぶくろ【段袋】

〔「だにぶくろ(駄荷袋)」の転〕
布製の大きな荷物袋。
江戸末期から明治に用いられた、幕府兵士調練用の下部を筒形にした袴。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

段袋
だんぶくろ

武士調練服の下衣。幕末徳川幕府が欧米諸国より開港を迫られた際に、従来の武士の服装が非戦闘的なのを悟り、1862年(文久2)閏(うるう)8月22日に武家の服制改革が断行された。そのとき、調練服を筒袖(つつそで)に股引(ももひき)、あるいは筒袖に裁着袴(たっつけばかま)とした。さらに慶応(けいおう)年間(1865~68)に下衣を細袴とし、この西洋式細袴を段袋と称した。つまり、日本式軍装の上衣を筒袖といったときに、下衣を段袋といったもので、形態は腰紐(こしひも)のついた袴仕立てのものである。[遠藤 武]

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世界大百科事典内の段袋/駄袋の言及

【軍服】より

…各国の正規の軍隊は,敵の軍人や一般住民とみずからを容易に識別するため,また組織の秩序維持・機能確保などから,階級,兵種,兵科等を直ちに識別しうる軍服や階級章,徽章(きしよう)類の制式と着用要領を定めている。 国際法上,軍服の着用および軍服の範囲が問題となるのは,戦闘員の〈交戦資格〉との関係である。正規の戦闘員として交戦資格を認知されるということは,捕虜となった場合,国際法によって保護される権利を有するということである。…

※「段袋/駄袋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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