民間説話(読み)ミンカンセツワ(その他表記)folktale; Volksmärchen; conte populaire

精選版 日本国語大辞典 「民間説話」の意味・読み・例文・類語

みんかん‐せつわ【民間説話】

  1. 〘 名詞 〙 古くから民衆の間に伝えられてきた物語日本では、多く文献に記載された伝承文芸をいう。
    1. [初出の実例]「或る一つの民間説話を解き得たるこの喜びは何にたぐへむ」(出典:幸木(1948)〈半田良平〉昭和一三年)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「民間説話」の意味・わかりやすい解説

民間説話
みんかんせつわ
folktale; Volksmärchen; conte populaire

民話,民譚ともいう。一般民衆の間に口頭伝承された説話。昔話伝説世間話 (報道説話,歴史説話) の3種がその形態によって区別される。一般民衆のものである点で,貴族,知識人の間に伝承された故実談,和歌説話などや,文献によってインド,中国からもたらされた仏教説話などと区別される。また同じく民間に伝承された文芸であっても,韻律をもたない点で,民謡,語り物,諺などと区別される。長時間多数の人の手を経て,語り継がれたことによって洗練され,独特の表現を獲得している点が文芸として評価されるとともに,民衆の生活,思想の研究資料として重視される。

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