日本歴史地名大系 「水根村」の解説 水根村みずねむら 鳥取県:八頭郡河原町水根村[現在地名]河原町水根千代川の支流で、北東流する宇戸(うど)川の中流域に位置し、東は佐貫(さぬき)村、北は山越えで鹿野(しかの)村へ通じる。支村としてヘカラ・長柄・荒鞍・小野江・中村・白目・湯坂・福田がある(因幡志)。拝領高三八五石余、本免七ツ。本城氏・中村氏・山口氏・円山氏の給地があった(給人所付帳)。「因幡志」では家数八〇、産物は鼻紙・蓆・竹・栗・柿・独活・蕨。安政五年(一八五八)の村々生高竈数取調帳では生高四五五石余、竈数六一、ほかに寺屋敷一。 水根村みずねむら 兵庫県:佐用郡佐用町水根村[現在地名]佐用町水根美作国吉野(よしの)郡に属し、同郡青木(あおき)村の東、海内(みうち)村の西、佐用川上流の支流水根川源流域の山中に位置。周囲の山地は標高四〇〇メートルを超え、最高点は六二一メートル。江戸期の領主の変遷は中山(なかやま)村に同じ。正保郷帳に村名がみえ、田方八石余・畠方四六石余、松山有、芝山有、川荒有と注記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報