水龍(読み)すいりょう

精選版 日本国語大辞典 「水龍」の意味・読み・例文・類語

すい‐りょう【水龍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水の中に住む龍。転じて、水の神。
    1. [初出の実例]「水龍は本より稲穀を護て夏の雨をくだし」(出典:海道記(1223頃)鈴鹿より市腋)
    2. [その他の文献]〔宋史‐聶冠卿伝〕
  3. 戦船(いくさぶね)をいう。〔庾信‐周柱国楚国公岐州刺史慕容寧神道碑〕
  4. 植物みずきんばい(水金梅)」の漢名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「水龍」の解説

すいりゅう【水龍】

広島の日本酒。酒名は、創業者が「水神・龍が吉浦の地に飛び込むとそこからこんこんと酒が湧いた」という夢を見て酒造業を始めたことにちなみ命名純米大吟醸酒吟醸酒純米酒本醸造酒などがある。平成5年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は八反錦。仕込み水は自家井戸水。蔵元の「中野光次郎本店」は明治10年(1877)創業。所在地は呉市吉浦中町。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android